出走頭数が少なすぎる！！！！

本当にこれ羽田盃なのか疑ってしまう頭数です。
南関東4競馬場公式ウェブサイトから引用ですが歴代最小の頭数です。
https://www.nankankeiba.com/taisen/2024042420020311.do

中央馬のダート路線も強くしたい気持ちは分かりますが
初年度でこの頭数は、南関の競馬ファンたちはかなりガッカリされたと思います。

しかし、中央馬の条件と地方馬の条件には様々なルールがあるので
色々と確認してみたのですがこんなことが書いています。

中央馬の出走頭数は4頭まで
地方馬の出走頭数は12頭まで
2024年度から、牡馬・牝馬のみの出走のみ。セン馬の出走は認められない。

まあ、ルールに沿ってるから問題はないけどなぁ

次に肝心の賞金を覗いてみます。
同時期に行われるユニコーンステークス(京都)と比較します。

・羽田盃(大井ダート:1800m)
１着賞金：5000万円

・ユニコーンステークス(京都ダート:1900m)
１着賞金：3900万円

賞金安すぎないか！？！？！？！？

南関クラシックはこれでも高くなった方ですが
初年度にしては少し安すぎてびっくりしますよね。
改善の余地もあると思うので、数年間は見守って大丈夫だと思いますよ。

ただ、クラシックってなると競馬場って全部違うんでしょ？

安心してください、クラシックはもちろん…

全部大井

まじかよ！？！？！？！？！？

更に南関東で盛り上げてくれた「田倉の予想」こと田倉寛史さんも
羽田盃についてはこうコメントしていました。
動画も面白いので是非視聴してみてください！

この動画を YouTube で視聴

「もうJRAに8頭ぐらい解放しちゃったら？」

それもそうなんですが、JRAの事情も難しいものがあり
2歳ダート重賞競争が地方に縛られるのが問題でもあると思うんですよね。

1.兵庫ジュニアグランプリ
→園田競馬1400mダート、実質全日本2歳優駿トライアル

2.エーデルワイス賞
→門別競馬1200mダート、短距離路線の始まり

3.JBC2歳優駿
→門別競馬1800mダート、着差誤認から無理やりこのレース名に変えられた
全日本2歳優駿への重要なレース

4.全日本2歳優駿
→川崎競馬1600mダート、勝った馬がケンタッキーダービーポイントゲット！

中央競馬の2歳ダート特別番組は6つしかなく、更にグレード競争がないのです…。
条件戦で賞金加算を地道に積み重ねないと難しい問題点もあります。

その代わり東京ダービーの1着賞金は…

1億円

地方競馬にしては頑張ったじゃん！！！！

多分東京ダービーは最強の馬も集まってくるので
凄い１戦になると思いますよ！

まあ、色々と言ってきましたが僕もこの改革は競馬を変えようとして面白いと思ってます。
これで中央と地方の競馬がレベルアップすれば、世界でも戦えるのではないでしょうか？

最後に、個人的なメリットとデメリットをまとめていこうと思います。

1.ダート競争のレベルアップにつながる
→将来的にケンタッキーダービーやBCクラシックを勝つ馬が出てくるかも？
2.数年後に全てグレード化にする目標で動いている
→ 今のところはJpn、リステッド競争と同じ扱いなので国際交流になれば面白い。
3.ダートトライアルも増え、今までのダート競争と比べたら充実している
→かなり革新的なことをやっているし、成功すればG1級競争が増える可能性も考えれば…

1.地方馬の最強馬決定戦が廃止された
→南関クラシックがJRA交流競争になれば、どこを使えば良いのか？
現時点でダービーグランプリが廃止されたのは意味不明だと思う。
短距離はプラチナカップ、東京湾カップを使うのが正解なの？

2.クラシックなのに3戦とも大井ってどうなの？
→これは観客やコース上の問題で、一番広いコースかつ観客が入るのは大井であるため。
新設された船橋でやるのもありだけど、レース名が変更される可能性は高い。
ただ、他場はそれほど競馬場が大きくないので難しいところ….

3.グレード化を目的にしたいならレーティングも必要になってくる
→一定のレーティングを下回っちゃうとグレード降級もある。
そうなれば、双方のレベルアップをどのようにするかを考えた方が良い。
このまま出走回避が続けば、ダートクラシックの意義がなんなのかを議論すべき。
地方馬は中央の２軍ですか？違いますよね。
去年のミックファイアのクラシック3冠はとても感動しました。是非頑張ってほしい。

改革初年度って言うのは色々と文句を言われるのは当然だと思っています。
ただ、新しいことをやらずにいつまでも古い体制に縛られていたら
競馬の面白さがなくなり、頭打ちになる一方だと考えられます。

ファンの熱い応援も必要です。
競馬ファンやこれから初めて競馬を見る人、後悔せずにこのレースを見守りましょう。